【第123話】料理ハラスメントからの脱却
お見合い時の会話で、高い確率で話題になる「普段、料理はされるんですか?」「得意な料理は何ですか?」といった、男性から女性に対する質問。
深い意図がなくとも、こうした質問や話題が、プレッシャーに感じるという女性からの意見を頻繁に伺います。これを私は「料理ハラスメント」と名付けています。
結婚に共働きを希望する男性が多い昨今、であれば、料理を含む家事も共同に行う心がけが大切。ある程度の自炊力を男性自身が身につける必要があるように思います。
料理番組、料理サイト、料理本、YouTube等で、その気になれば料理を学べる時代。
普段、あまり自炊をされない男性や料理に自信のない男性は、お相手探しと並行して、自炊の機会を増やすことで、「私は自炊することが多いのですが、⚫︎さんはどのような食生活をされていますか?」など、自分もある程度、自炊をしている上で、確認するのがフェアのように思います。
あくまで、ご自身の自炊力が低い(または無い)のにも関わらず、女性に共働きを求め、加えて料理のレベルを求めるのは不平等と言えるでしょう。
料理に関する余談になりますが、以前、「常備菜はなんですか?」「最近、卵の値段はいくらくらいですか?」と、男性から質問されたとのご報告事例がありました。
おそらく、常備菜があることで必然的に料理をされるであろうという意図、また、最近の卵の値段を認識していることで、よく買い物に行っているのであろうという意図なのだと思いますが、「遠回しに探られている感がありました。」との女性からの意見で、交際不成立でした。こうした間接的な質問も控えた方が無難です。
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