【第88話】グルメ友だち症候群からの脱却
お見合い後、ひとまず仮交際が成立したものの、単なる食事を繰り返しているだけで全く結婚に結びつく会話をすることなく、時間だけが経過している「グルメ友だち症候群」の方は意外と多いものです。
週末に食事を楽しむ異性の友だち作りをされたいのであれば話は別ですが、結婚相談所の活動は結婚相手を探す活動であり、グルメ友だちを探す活動ではありません。
「グルメ友だち症候群」に陥っていることをご本人が認識していない場合、「結婚に対する意識が低そうなので、交際終了にさせていただきます。」と、突如お相手から交際終了を告げられることがパターン化することが危惧されます。
【食事を楽しむ時間】×【お互いを結婚相手として見極める時間】の両立が必要不可欠であり、食事を楽しみながら結婚観に関する話題がなければ、交際を深めることは困難といえるでしょう。
食事を楽しむだけの関係はお見合い後、2回〜3回程度までだと私は考えており、3回目以降にお会いする時には自分がいつまでに結婚を考え、どういう結婚観を持っているのか、お相手の結婚観も聞きながら擦り合わせをしていくことが必要になります。
3回目以降のデートで結婚観に関する話題を出して、引いてしまうようなお相手であれば、結婚に対する意識格差があると思われますので、そもそもご縁がない関係と考えられます。話題を出して、グッと心の距離が近づくような関係が理想と言えるでしょう。
これまで「お見合いの時から世間話ではなく、結婚観について話をしてくれたことが好印象でした。」という女性からのご報告から交際3ヶ月以内で成婚退会に至った事例は多くあります。お互いがどのような結婚観を持ち、どのようなお相手を望んでいるのか「グルメ友だち症候群」に陥る前に、なるべく早めに話題にすることを私は推奨しています。
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