【第9話】お見合い相手から得る2つのギフト

「中島さん、今日の初デートは最低でしたよ!フェラーリを1,500万円で購入して1年後に900万円で転売した話とか、単なる見栄っ張りの浪費家だと思うんです!そのくせに、食事代は割り勘だし、クッチャクチャと音を立てて食べるとか、ありえないです!」

と、報告をいただいたのは30代後半の女性会員Mさんです。まだ入会して間も無く、プライベートでも男性との交際経験が数えるほどとのこと。たしかに今回の男性の自慢話は単なる見栄っ張りの浪費家と思わざるを得ません

ただ、入会時に「自分がどういう男性を望んでいるのか分からないんです。」と悩みながら活動開始したMさんにとって、今回の経験は良い経験になったと私は考えています。

なぜなら、「ありえない!」と強く思ったことの反対が、自分が望んでいる理想のお相手の条件になるからです。今回の場合でしたら、

・浪費家 → 倹約家
・見栄っ張りの人 → 分相応に生きている人
・食べ方が汚いー → 食事のマナーをわきまえている人

などが挙げられると思います。

今回のMさんのように「自分がどういう人を望んでいるのか分からないんです。」と悩まれながら、入会説明にお越しいただく方は少なくありません。ある程度、条件の良い方でしたら、活動直後から色々な異性とお見合いをすることができますので、まずは選り好みせず、出来るだけ多くの人とお会いすることを推奨しています。

多くの人とお会いする度に「なんとなく合わないなぁ」で終わらせるのは、もったいない。
具体的にどういう点が合わないと思ったのかを冷静に考えて、「あっ、自分はこういう人を望んでいるんだな。」と、新たな気づきを得たうえで、次回のお見合いに望まれると、より実りあるお見合いになると思うのです。